またまた日本酒がなくなってしまったため、いつもの横溝酒店さんに購入に行きました。
毎度のことですが、何を買うか本当に悩む。冷蔵庫の前をうろつきながら、ポップと値札を見比べては「うーん」と唸ります。
悩んだあげく、今回はこれにしました!佐賀 東鶴酒造さんの「東鶴」です!
ラベル
最近の日本酒はラベルのデザイン性が高いものが多い。この「東鶴」も一見古風に見えますが、実は洒落てますね。
まず、フォントがいい。
- 右の大きな「東鶴」
- 真ん中の「槽搾り純米酒」
- 左の印鑑「東鶴酒造株式会社」
それぞれのフォントが工夫されてます。
さらにインディゴブルーとオレンジの色のバランスも素敵ですし、扇子のような鶴のマークもかわいい。
味
最初は「濃醇」と感じました。特に開けたては味が強かったように思います。少し時間が経つと、程よい味の濃さで、しっかりとした旨みを感じます。変わった香りはせず、落ち着いています。
「東鶴酒造」で検索すると、豊島区の「地酒屋こだま」ホームページに詳しい情報がありました。
ほのかなメロン系の果実香、爽やかな酸とバランスする程よくジューシーな旨みがとっても印象的。心配した木香もありません。強すぎず、でも物足りなくない旨みがとってもバランスよく広がります。おつまみを選ばない万能系ですが、まずは冷酒か常温でお楽しみください。
地酒屋こだまホームページより
表現がとても勉強になります。言われてみると、確かに「メロンの風味」が感じられます。ソムリエのように「何の味、香りか」を探索する能力がある人は尊敬します。
東鶴酒造について
酒造の情報も参考になります。
平成20酒造年度より、自社蔵での酒造りを約15年ぶりに再開したのは当時28歳だった長男の野中保斉くん(現社長兼杜氏)でした。まずはたった一人だけでタンク4本、25石の造りからスタートし、21・22年度は30石、23年度は60石、そして24年度は100石と順調に生産量を増やしてきました。
地酒屋こだまホームページより
日本酒にこだわる地酒屋こだまさんが「年々美味しくなる東鶴酒造の酒にポテンシャルを感じている」とのこと。若い造り手が頑張っていらっしゃるようです。
槽搾り(ふねしぼり)とは
日本酒を作る際、醪(もろみ)を搾り酒粕と酒に分けます(上槽)が、搾り方により味が全く変わるそうです。
主流は自動圧搾機
近年の主流は「自動圧搾機」を使った搾りを行うそう。アコーディオンのような形をしており、何枚も布を重ねた板を連ね、醪を押し通して搾るそうです。
槽搾り
槽(ふね)と呼ばれる搾り機に、醪(もろみ)を入れた酒袋を並べ、上からプレスして搾る。
昔ながらの搾り方で、自動圧搾機と比べて手間がかかりそうですが、味わいなどメリットがあるのでしょう。
槽搾りの場合、出てきた順番により、呼び方も味も変わるそうです。「おさけと」さんのホームページがわかりやすいです。
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