復活した小江戸の日本酒 鏡山 特別純米無濾過生原酒 雄町(埼玉)

日本酒

限定醸造の「愛山」仕込みがおいしかった「鏡山」に興味がわき、今季最後の生酒が入荷したとのことで、購入しました。

酒米「雄町」を使った人気の無濾過生原酒だそうです。たしかにうまい。

味の表現は下手なのですが、 旨みがあり、バランスがよく、飲み飽きない。どうやら、そんな酒が好きみたいです。

「鏡山」と聞くと関取みたいで古臭さも感じますが、興味が湧いて調べてみました。

小江戸鏡山酒造

設立は2007年と意外にも新しい。理由があった。

元々「鏡山」を作っていた「鏡山酒造」は1875年に設立された。長く親しまれていた地酒だが、訳あって2000年に消滅する。

しかし、惜しんだ若者たちが立ち上がり、2006年に酒造を復活させた。敷地や水の提供には、地元の醤油店も協力したという。

う~ん、細部はわからないものの、いい話だ。

少量仕込みに限る

しかも、こだわりが強い。

「品質は第一の少量に限る」を始め、手作業を重視するなど「5つの約束」を守りつつ、「うまい酒を造る」を第一義としている。

酒造の思いを知ると、味わいもまた変わる。真面目な酒造りがじわりじわりと酒の旨みとして滲み出す。封を開けると、閉じ込められた思いがほんのりと香りだすように感じる。

プロファイル

  • 鏡山 純米 無濾過生原酒
  • 酒米:雄町
  • 精米歩合:60%
  • アルコール度:17度
  • 価格:1650円(720ml)

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