前回までのあらすじ
欲しい家が見つからず低迷する家探しは、ある日、急展開を迎える。
停滞・迷走期 (2018年 4月〜12月)
- 初期 (2017年 4月〜8月)
- 第一の山場 (2017年12月〜2018年 3月)
- 停滞・迷走期 (2018年 4月〜12月)
- 終盤期 (2019年 1月〜2月)
常盤の土地を勧められるが…
9月の3連休に、O社と何度目かの下見をしました。そこで1軒、気になる物件がありました。
- 北浦和3丁目。北浦和駅東口、徒歩8分。常盤とは線路を挟んだ反対側
- 3階建4LDK。リビングが20畳と広め
- 線路をまたぐ学区外だが常盤中が近い。小学校に通えるかは微妙
- 竣工済で値下げあり
内覧すると、確かにこれまで見た家より広め。2階リビングの幅が広く、アップライトピアノが置けそうなのも気に入りました。最近の3階建はリビングイン階段が多いので、リビングの幅が狭いと、ピアノとダイニングテーブルが共存できないのが悩ましいのです。
ただ気になる点もありました。
- 線路(京浜東北線)が近くて電車音が聞こえる
- 南向だが前面道路が狭い
- 向かいの家が古くごちゃごちゃしている
爽やか優男(やさおとこ)課長によると、上記の3点は内覧者が口を揃えて指摘するそうで、売れ残りの原因になってました。
迷っていると「それなら」と別の物件を提案されました。
- 常盤5丁目。北浦和駅10分。浦和駅14分
- 土地の販売。16坪弱とかなり小さめだが、坪単価はかなり高い
- 家は同社の格安のモデルプランあり(3LDKもしくは4LDK)。それで建てても予算オーバー
当時住んでいたマンションから見下ろせる場所でした。そばを走る幹線道路から側道を一本挟んだ駐車場の一画を買い取り、建築用地にしたようです。敷地を3つに分割し、北側(幹線道路側)に戸建を1棟、南側は土地を2区画販売していました。
勧められたのは、南側の土地でした。北浦和3丁目の戸建と違い、前面が5.5m道路と広く、周囲もすっきりしています。前出の家と比べると、確かに家の前の環境は良さそうです。
ただ、やはり狭い割には高いなと、最初は思いました。常盤ブランドもあるのでしょう。後から思えば都内と同じくらいの土地価格でした。
しかし、この土地を一度は買ってしまったのです。そして悩み、苦しむことになるのでした。
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