関東ではなかなか見ない滋賀の酒を発見し、思わず買ってしまった。
京都在住時は滋賀の酒をよく飲んだ。「日本酒といえば京都」が通説かもしれませんが、実は滋賀にはうまい酒がたくさんあるのです。
水が豊富だからか。もしくは田んぼが多いからか。理由は不明だが、個性的な酒を作る良い酒蔵が琵琶湖を囲むように存在します。
萩の露
萩の露も飲んだ記憶がある。うまかった印象はあるが、どんな酒だったかは覚えていない。
福井弥平商店の創業は寛延年間(1748-51年)、徳川家重の時代から270年続く。高島市だから、地図でいえば、琵琶湖の上のほう。福井に近く、冬には雪がふり、スキー場が点在する。いかにも水や空気が澄んでおり、うまい酒の故郷になりそうなところです。
コンセプト・ワーカーズ・セレクション
「我々はいつから、お酒を『頭で飲む』ようになってしまったのでしょう」
「コンセプト・ワーカーズ・セレクション」ってなに?とホームページを覗いたら、そんな、ちょっと気を引く言葉に出会いました。
「原料米は…酵母は…麹は…」というように、日本酒をスペックで測るのではなく「風土や造り手の哲学が表現されたお酒を『感性』で楽しんで欲しい」との思いで新たな日本酒を生み出す取り組みだそうです。
広島の「酒商山田」さんが蔵と共に進める取組で、20近い蔵の酒がラインナップされています。
これまでの日本酒と何が違うのか。読んだだけではわかりません。
ただ、今回の「萩乃露 風」は、適度な旨みと爽やかさがあり「風っぽさ」は感じました。
そういえば奈良の「風の森」も、関東ではなかなか見ない。あの爽やかな酒を久々に飲みたい…。
プロファイル
- 原料米:短稈渡船
- 精米歩合:60%
- アルコール度数:17度
コメント