スパイスカレーに憧れる…
スパイスを炒める香りは、胸を揺さぶります。深く吸い込むとうっとりとするほど。刺激的な食物はなぜにここまで人の心を惑わすのでしょうか。
スパイスカレーを最初に認知したきっかけは旧ヤム邸だった気がする。大阪発祥。毎日違うカレーを作るという話にまず驚く。自由で粗野で繊細で多様な食べ物に興味が湧き、スパイスを買い、作ってみることにしました。
スパイスを買う
「ぐるなび みんなのごはん」を参考にスパイスを買います。
超基本のレシピは以下の3つだそうです。
- ターメリック(うこん、黄色い色をつける)
- コリアンダー(パクチーの種の粉、香りをつける)
- カイエンペッパー(唐辛子、辛味をつける)
上記に加えて、クミンシードとガラムマサラの5店セットを「神戸スパイス」というサイトで買います。
レシピ
「スパイスカレー」「レシピ」で検索し、「Internet of spice」というサイトを発見。
「世界で一番簡単」という言葉に惹かれて作ってみることに。所要時間30分が正しければたしかに短い。
食材
- 鶏モモ肉 400g
- 玉ねぎ(粗みじん) 1個
- トマト(粗みじん) 1個
- にんにく(おろし) 大さじ1
- しょうが(おろし) 大さじ1
- プレーンヨーグルト 100g
- 油 大さじ3
- 水 200ml
- 塩 小さじ1
スパイス
- クミン(ホール) 小さじ1
- コリアンダー(パウダー) 小さじ1
- ターメリック(パウダー) 小さじ1
- カイエンペッパー(パウダー)小さじ1
テンパリングする!
皆さん、「テンパリング」という作業をご存じでしょうか。私は知りませんでした。
スパイスカレー作りは、いきなり「それらしい」作業から始まります。それがテンパリングです。
フライパンに油(大さじ3)をひき、クミン(ホール・小さじ1)を加えて、強火で1~2分炒めます。始めはシュワシュワという音が、パチパチという音に変わるまで炒めます。
要は、油にスパイスの香りをつけているのですね。そういえば、ニンニクやしょうがなどの香味野菜を最初に油で炒めるのもテンパリングなのですね。
クミンを油で炒めると「いかにもスパイシー」な香りが家中に漂います。まるでインド料理屋のよう。自然と気持ちも高まり、ワクワクしてきます。
玉ねぎを炒める
次は玉ねぎ(1個粗みじん)を炒めます。強火で7分くらい。少々焦げてもいいくらい、茶色になるまで炒めます。これも「カレー作ってるで~!」と気分が上がる作業です!楽しい!
ニンニク・しょうが、トマト追加
玉ねぎに色が付いたら、ニンニク・しょうがを入れて中火で1~2分炒めます。
香りが出たら、トマト(1個粗みじん)を加えて、強火で2~3分炒めます。
スパイス投入!!
ここでいよいよ残りのスパイス投入です。
コリアンダー、ターメリック、レッドペッパー(全て小さじ1)と塩(小さじ1)を加えて、全体がねっとりするまで炒めます。これをカレーペーストと言います。
なお、このレシピはかなり辛めのレシピですのでご注意ください。でも普通に辛さに耐えられるならおいしいです。子供は食べられないかもしれません。
鶏肉・ヨーグルト投入!!
さらに鶏肉(400g)とヨーグルト(100g)を投入して、3~4分炒めます。
カレーといえばやっぱりまずは鶏ですよね。また、ヨーグルトの白が、茶黄色のペーストと合わさっていくときの色の変化が目に楽しい。
最後に煮込みます
水(200ml)を加えて、8~10分煮込みます。
実食
ちゃんとスパイスカレーです。家でこんなに簡単にできるとはびっくり。
かなり辛めですが、それがまたうまい。
スパイスの配合を変えたり、別のスパイスも使ってみたりなど、研究するのも楽しそう。
ちなみに各スパイスの主な働きは下記の通り。
- ターメリック … 色みをつける(黄色)
- カイエンペッパー … 辛味をつける
- コリアンダー … 甘く爽やかな香り、魚や肉のクセをおさえる
- クミン … 香り、ほのかな苦み
あとはニンニクやしょうがもいい働きをしています。
コスト
- 鶏モモ肉 400円
- 玉ねぎ 40円
- トマト 90円
- プレーンヨーグルト 20円
- スパイス類 100円
- 合計 630円
- (1食 157.5円)
調理時間
約45分
難易度
低
切って炒めて煮るだけ。鶏もも肉を塊で買うと、切り分けるのが少々面倒なくらいでしょうか。切り分けられている肉ならかなり楽ですね。
あと最初に肉や野菜を切り分けたり、スパイスを測って用意しておくと、後の工程がスムーズになりますよ。
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