川越に復活した「鏡山」の純米おりがらみです。
昨年度の「日本酒勝手にランキング」では、鏡山を2種類紹介しました。
1本は雄町を使った純米酒です。旨味が強く、バランスが良く、飲み飽きない。
もう1本は、酒米のダイヤモンド「愛山」を使い、さらに生酛造り、林檎酸酵母、白麹という、どれをとっても特徴的な酒でした。
全く違う味ですが、どちらも美味しい。鏡山を知り、別の銘柄も飲んでみたいと思っていたのです。
特徴
原料となる酒米「さけ武蔵」は、埼玉初のオリジナル酒米だそうです。
さけ武蔵は大粒で、「心白(しんぱく)」という米粒の真ん中のデンプンが詰まった部分が大きく、良質な麹を作れるそう。ということは旨い酒が作れるのかな?「花浴陽」を醸す南陽醸造さんも使われている米だそうです。
また酵母は「協会14号」というものだそう。
味わい
薄濁りではありますが、あまり感じさせません。吟醸系ではなく、しっかりとした米の旨味を感じます。爽やかさはあまり感じることがなく、どっしりと実直な味わいです。
最近、吟醸系の日本酒を飲むことが多くなりました。特にこだわってはいないのですが、馴染みの酒屋で美味しそうな酒を選ぶと、吟醸酒が多かったようです。
吟醸酒は一般的に雑味が少ないと言われることも多い。舌が吟醸酒に慣れてきたのか、この実直な味わいが、やや洗練されていないように感じました。
プロファイル
- アルコール度数:16度
- 酒米:さけ武蔵
- 酵母:協会14号
コメント