あらすじ
価格が高い割に狭い浦和常盤の土地を購入するための具体的な経費をO社の事務所で聞くことになった。
停滞・迷走期 (2018年 4月〜12月)
- 初期 (2017年 4月〜8月)
- 第一の山場 (2017年12月〜2018年 3月)
- 停滞・迷走期 (2018年 4月〜12月)
- 終盤期 (2019年 1月〜2月)
心理的軟禁状態
妻と2人でO社事務所の一室に通され、購入価格について話を聞きました。ご存知かもしれませんが、家を買うには、物件価格の他、仲介手数料や銀行のローンに関する費用など、合計8%程が上乗せされるのです。
また、その総額を34年ローンにした場合の毎月の支払い額をシミュレーションした表も印刷して渡されました。
事務所の一室で資料を渡され「今日決めて頂けるという条件ならかなり安くできると思います!」と迫られる。でも、考えても、どうにも決め手がなく決断できない。
ただ、事務所の一室で決断を迫られる、というシチュエーションは、何となく追い詰められたような気分にされました。これも作戦なのかどうか。後から思えば、一度部屋を出て、精神的軟禁状態から逃げ出して、ゆっくり考え直したほうがよかったのでしょう。
ちょうどその夜、妻の両親と食事の予定がありました。「食事をしながら両親に相談しようか」そこから離れる理由を探していたのかもしれません。しかしその矢先、大雨が降ってきて、食事はキャンセルに。何となく頼みの綱を切られた気分。
スイッチが入る
ここで優男課長は「他から注文が入っていないか確認する」と電話をかけに行ったのですが、これが自分にスイッチを入れました。
「もしかしたら、他の誰かに先を越されるかも」と思うとだんだんと焦る気持ちがでてきたのです。一方で、悩むことに疲れてもいました。決めてしまえば楽になれる。そんな気持ちにもなっていました。その結果。
「あと200万円安くなるか元売に交渉してもらい、うまくいけば買う」
そう決めて交渉してもらうことにしたのです。
元々、この物件は当初の売出価格から既に300万円値下してました。さらに200万円下がれば、トータル500万円の値下になります。
「それだけ下がればおトクに買ったことになるのでは」
スーパーで大根を買う主婦みたいですが、そんな気持でした。
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