竹橋パレスサイドビル 赤坂飯店の担々麺

食べ歩き

担々麺といえば、赤坂飯店である。

赤坂飯店といえば、担々麺である。

担々麺といえば、赤坂飯店である。

担々麺は好きですが、特別な思い入れはありません。何百軒も食べ歩いたりもしてません。でも、この担々麺を食べたら思ったのです。

「担々麺は赤坂飯店がうまい!」

なぜでしょう…

一言でいえば期待どおりの味なのです。

口に運ぶとき「こうあってほしい」と想像しながら食べる。口に入れ、味覚センサーが捉えた情報を脳のイメージと照らし合わせる。すると、期待と実際がピタリピタリと一致するのです。

「これこれ。担々麺ってこうあってほしいよねー」

となる訳です。

たとえばスープ。濃度が絶妙。胡麻が溶け込んでいる密度が感じられ、それがどこまでも均質に続いていく。

他店では、スープがサラッとして、挽肉が上にのっているタイプがあります。あれは残念。汁が麺にしっかりしがみついてくれないと、やっぱりちょっと物足りないのです。

辛さも絶妙です。「程よい」よりもほんの少し辛い。けれども旨くてまたスープをすする。辛い。汗がじわじわと浮かぶ。

スープの陰にかくれて存在を忘れそうになりますが、麺もいい。いわゆる本格中華の麺です。極太、縮れといったようなラーメン屋の凝った麺ではない。

太さも固さも中程度。個性は感じられない。ただ、スープと合っている。何の違和感もなく夢中になってすすれるのです。

赤坂飯店といえば、担々麺である。

同店で一度だけ、別のメニューを頼んだことがあります。肉野菜炒め的な物だったと思いますが、それすら忘れてしまうほど記憶に残っていません。

それほど担々麺との格差が大きかったのです。それ以来「赤坂飯店に来たら担々麺を頼もう」となったのです。

ランチでしか来店せず、他のメニューを一品しか頼んだことのない私が言うのは大変、大変おこがましい。

でも、やっぱり、担々麺が美味しい。

小ライスが欲しい

そんなにうまいスープなので、さぞかし体に悪いんだろうと思いつつも、ついついレンゲが止まらず飲んでしまう。

でも本当は、ちょっとライスをぶち込んで、スープとともにすすりたい。ライスを別注すればよいのだけど、たしか150円ほど追加になるのです。しかもライス一杯だと量が多くて腹もいっぱいになってしまう。

ちょこっとでもいいので、サービスで小ライスがついててくれると満足度100%。最高なのですが…。

赤坂飯店さん、是非ともご検討お願いします。

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