建築士に魅せられる
リオタデザインで話を聞いた後、私たちはすっかり関本さんのファンになっていました。
関本さんとの対話はとても楽しかったのです。
まず人間性に魅了されました。私たちの相談にできるだけ応えようという誠実さだけでなく、ユーモアもあり、笑いが絶えません。ついつい熱くなる語り口からは、建築に対する〝愛〝がじわじわと滲み出すのがよくわかります。
常識にとらわれず「味方を探す」家作りとは
技術的にも驚きがありました。常識にとらわれないことで、素敵な家が建てられる。建築の可能性を大きく感じました。
特に感銘を受けたのはこの家です。
綾瀬川の土手沿いに建てられたこの家は、東西に延びる土手の桜並木を独り占めするかのようです。
実は、土手は家の北側にあります。そのため以前の家は、桜並木に背を向け、南向きのごく普通の建築でした。陽当たりという常識を考えたのでしょう。
ただ関本さんは、この土地の最大の特徴は美しい桜並木にあると考えた。それを最大限に活かすため、北に大きく開く建築になった。
「まず味方を探すんです」
関本さんは表現しました。「その土地の良さを見つけ、最大限に活かす建築を考える」のが大事なのだと。
家を解約したい真の理由とは
話を聞いた後、私たち夫婦は同じことを考えていました。
「関本さんみたいな人と、家を建てられたら幸せだろうな…」
家を建てるために大切なのは、建築士との信頼関係だと聞いたことがあります。その意味がよくわかった気がしました。
そこでハッとしました。
契約してしまった家に、なぜそこまで躊躇しているのか。その理由にもわかった気がしたのです。
自分はO社を信頼していないのではないか。
真の理由にようやく気がついたのでした。
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