三河島光栄軒は大盛かつ安すぎて困る

荒川区の住宅街のほとり。ちょろっと建っている光栄軒は大盛で有名です。

また、お通しが立派過ぎて、それだけでつまみは十分、となりかねないほど。飲物も安いため、必然的に支払いが少なく終わってしまうのです。

例えば、友人と2人で瓶ビールを1本ずつ頼むと、2品のお通しが出てきました。

名もなき皿のようですが、一口カツ的なもの。飯と汁がついたら、定食として十分になりたつボリューム感なのです。

さらにもう一品。

五目かたやきそばです。時折、やたらに大きい白菜が混ざっているのはご愛嬌。目玉焼き2つは店主の遊び心です。

瓶ビールは550円。しかも大瓶なので、飲み応えたっぷり。次に常連さんが飲んでるお茶ハイに切り替える。普段あまり飲まないが、スッキリして悪くない。これは350円くらいかな。

これだけで腹がそこそこ膨れてしまう。しかしこれで終わったら1000円ぽっちの会計になってしまう。もちろん安いのはありがたい。けれども、ニコニコ笑って中華鍋を古い、無造作に大盛のお通しをふるまう店主の人柄につけ込むようだ。

そこで有料のツマミである「きゅうりのからし炒め」と「炒飯」を追加注文する。追加といっても、能動的に頼むのは初めてなのだけど。

客が勝手に店の儲けを心配し、採算のバランスをとるように、ついツマミを追加してしまった。

バランスが取れたと油断していたら、今度はさりげなく炒飯にサービスの唐揚が4つものってきた。ぐぐぐっ！敵はあなどれない！返す刀でお茶ハイ追加！！

こんな感じで、いつのまにか腹いっぱいになり、酔っ払ってしまうのです。

店を切り盛りする気さくなご夫婦との会話も楽しい。やけに馴れ馴れしい常連のおじさん達も、まるで関西のようなベタつき加減でいい。

金曜日の夜19:30に着いたら、行列3番目、15分ほど待ちました。メディアにとり上げられた後は、しばらく行列が長くなるようなので、ご注意ください。

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