不動産の解約に思った以上のお金がかかることを知った私は、ダメ元でO社の建築士と会うことにしました。
建築士と3回打ち合わせ
今回買ったのは土地であり、家はこれから建てることになっていました。モデルプランはあるのですが「プランは好きなように変更可能」となっています。そのため、家を建てる前に、建築士と3回ほど打ち合わせして詳細を決めることになっていたのです。
O社の建築士は若い女性で、仕事がよくできそうな方でした。もしかしたら、私が解約を考えているので、いい人をアサインしてくれたのかもしれません。
建築士との打ち合わせは、基本的に1回2時間で3回行うとのこと。
- 間取など大きな変更点を決める
- 家やドアの色、電源の場所などを決める
- 最終確認
気になるところをひと通り伝え、間取の変更ができるか検討してみて頂きました。
間取の変更は難しい
しかし間取というのは難しいもので、あっちを直すとこっちにしわ寄せがくる、というように、なかなかうまくいかないのです。「自由設計」ということで、工夫すれば何とかなるかと思いましたが、最初の設計はよくできており、大幅な変更は難しいのです。
そうして2時間はあっという間に過ぎました。
ビルを出ると、渋谷の街は寒い。疲れた私と妻はチェーンのうどん屋に入り、温かなうどんをすすりました。
間取の打ち合わせにも疲れましたが、家の解約にまつわり、あれこれ考えるのにも疲れ果てたのです。
なぜ、契約を急がせるのか
それとともに、どうして不動産業者が契約を急がせるのかよくわかりました。
少々気に入らなかったとしても、解約にかかる費用や手間を考えると、一度契約した不動産を解約するのはとても難しいものです。
また、仮にも一度自分のものになると、手放すことにためらいを感じます。自分は気に入らなくても、手放した後に他の誰かが喜んでそれを買うかも知れないと思うと、少し惜しいような気がしてしまうのです。
納得しなければ絶対に押印しない
「あの時、印鑑さえ押さなければ…気になることがあれば、強引にでも契約をやめて、落ち着いて検討すればよかった…そうしたとしても、別に価格が変わることはきっとなかったに違いない」
後から思えば後悔しかありません。
しかし、あの時は疲れていたのと「ここまでしてもらってやめられない」と追い詰められた気持ちだったので、仕方がない。そういう状況で、急いで契約をするのがまずかったのです。
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