2020年に飲んだ日本酒を勝手にランキングします!
コロナ禍の今、家で買って飲むことがほとんどなので、銘柄はかなり限定的ですが、それでも素敵な日本酒に巡り逢えました。
1位 亀齢 美山錦 55% 純米吟醸(長野)
最近メキメキと評価が上がっている信州亀齢が1位です。
女性杜氏が醸すこのお酒、爽やかさと旨味が調和し、香りは穏やか。すいすい飲めてしまうヤバいやつです。
2位 鏡山 雄町 60% 特別純米 無濾過生原酒
鏡山を知ったのも2020年の収穫でした。
旨味があり、バランスがよく、飲み飽きない。
「もう一度買いたい」と思いつつ、飲んだことのない他の酒にも惹かれ、結局、1本しか飲めませんでした。
今年も改めて鏡山を味わいたい!
3位 電照菊 山田錦 50% おりがらみ無濾過生原酒(千葉)
寒菊(かんきく)酒造さんのお酒はこれまでも何回か飲んだことがありました。スタイリッシュなラベルもさることながら、フレッシュでうまい酒が多いです。
それらを差し置き、No.1に躍り出たのが、この「電照菊」です。「ジューシィ」という言葉がぴったり。ガス感もたまりません。いつもお世話になる酒屋のご主人が絶賛するのも納得です。一升瓶を買いましたが、直後にもう一度買おうかと思ったくらいの美味しさでした。
4位 東鶴 純米 65% 新麹室造り生酒(佐賀)
東鶴と出会えたのも2020年の幸せでした。
まずラベルが素敵。一見レトロですが、インディゴブルーとオレンジの色合いなど、実はしゃれている。開けたてはやや味が強めかと思いましたが、しばらく経つといい具合にこなれました。メロンの香りがほのかにするお酒です。
5位 御湖鶴 山田錦 50% 純米吟醸 無濾過生原酒
第5位は御湖鶴(みこづる)です!
旨味とどこまでも続くような豊かな味わいを感じました。5位ですが、実はかなり心に強く刻まれており、また飲んでみたいと思い続けている酒です。
ベスト5の中で、唯一、3種持ち帰り飲み比べで出会った酒でもあります。近所の横内酒店さんは、店内での飲み比べをしておりましたが、コロナ禍でテイクアウト方式に変更されました。これがなかなかいい!家でじっくり飲み比べできるのです。
飲み比べると、酒の個性がより鮮明になり楽しい。また私の場合は、1種類だけ飲むよりも酔いやすくなるようです。酒量が減り健康にもいい!
ラベルはちょっと渋めかなー。
特別賞1 鏡山
第2位の鏡山とかぶってしまうので、特別賞にしましたが、これまで飲んだことのない美味しさにちょっと衝撃を受けました。
- 酒米:愛山
- 造り:生酛造り
- 酵母:りんご酸酵母
- 麹:白麹
と、それぞれが個性になり得るスペックの酒だそうで、ちょっと白ワインのようなきれいな甘さが独特でした。
特別賞2 宇宙ビール
2020年の最後に出会いました。ビールですが、あまりに衝撃的だったので特別賞です。
人気ですぐに売り切れてしまう宇宙ビールは、名前やラベルだけでなく、味も個性的です。
「私達のビールは新鮮さが命。早めに飲んで」と瓶に書いてありましたが、搾りたてのフルーツジュースにも似たフレッシュさです。
ホップ多めだそう。IPAは苦くて苦手だったのですが、これは違います。私はマンゴーを強く感じました。
特別賞3 無量(むら)スペシャル純
無量を一口飲んだ時、正直、少し後悔しました。パンチが強すぎて、エグいというか、飲みにくかったのです。
お燗を試してみたりもしましたが変わらず。しかし2日後に改めて飲むと、全く味が変わっていたのです!飲みにくいエグさがきれいになくなり、トロリとしたリッチでうまい酒に大変身していたのです!
日本酒の面白さを教えてくれたお酒です。
コメント